全国和牛能力共進会鹿児島大会が盛況のうちに終了しました。各賞の受賞者の皆様、本当におめでとうございます。 41道府県から過去最多頭数が出品された今大会では「新時代」「地域かがやく」のテーマの通り、各道府県の皆様の日頃からのたゆまぬ努力が様々な形で結実した成果が随所で見られました。
また、この5年間、開催地・鹿児島で関係各所の皆様が官民一体、チーム一丸となって、大会を成功に導くために尽力されたことに心より敬意を表します。コロナ禍での準備は並大抵ではなかったと思いますが無事に終了し、次回の開催地・北海道へ素晴らしいバトンを渡されました。本当にお疲れ様でした。
閉会式では大会初でしたが首相自ら内閣総理大臣賞を授与されました。また岸田総理、中央畜産会の森山ひろし会長も同席され、地元の畜産農家の方々と車座対話が行われました。意欲的な若い世代や女性の方々の姿勢に明るい兆しを感じると共に、持続可能な農業の構築への思いを改めて強く致した次第です。
飼料や資材高騰の問題等、山積した課題に迅速に着手する一方で、国内の稲わらの流通、畜産と連携した肥料の国内生産、廃校の活用など、農業の仕組み作りは多くの可能性と工夫のしがいがあります。将来を見据えた食料の安全保障のため、今後もそれぞれの現場の声をしっかり反映させ取り組む所存です。